きゃんどる洞窟

すらりぬらりとイデアさん[idea]、手記綴ら...

いつかの花 prologue - EQ2

 涼やかな、サラサラとした梢の先の葉が触れ合う音。いつまでもこの風が頬や髪を通り抜けるような、そんな暖かな茜色の森のなかに二つの影があった。「とても綺麗なの。淡い光が幾つも舞って・・・ちょうどこの時期に出てくるのよ。」「へぇ、見てみたいな・・・」「とっておきの場所があるの。ねぇ、これから行きましょうよ!」「すまない、今夜は・・・大事な用事があるんだ」「そう・・・」「明日なら大丈夫だけど」「ほん...